「で、田中マネ、今日は何を作るの?」
「今日は炊き込みご飯、具沢山豚汁と、サラダ。メインは焼き肉です!」
「へぇ。そんじゃ俺は具材を切るから。大鍋にお湯沸かして、そこの無駄にでかい一年!」
「それと、お前は米とぎしとけよ、そのくらいできんだろ?」
俺は北高校の奴らに指示を出した。
すると北高校の奴らに
「へー、斉藤って料理できるんだ、すげーな」
「啓太くんはね、彼女さんに料理を教えてもらってるんだって」
今度は吉岡さんが俺の不必要な情報をみんなに教えた。
「あ!俺たち斉藤の彼女知ってるよな?春の大会の時、豪先輩と一緒にいた人だろ?」
「そうだ、覚えてる。豪先輩の彼女と勘違いしてさ」
「そうそう、あの時の豪先輩の顔が緩すぎてさ。あんな豪先輩初めて見たよな」
「斉藤にはもったいないくらい、すっげー可愛い彼女だった」
なんだこいつら。言いたい放題言いやがって。いちいちムカつくわー。
「お前らも悔しかったら可愛い彼女作ってみろっての」
そう反論したけど、
「いや、豪先輩がライバルなら可愛くない彼女でいいわ」
なんて悟られて。
豪先輩が優菜の事を好きだって、誰が見てもそう思うんだな。



