「俺、少し出てくるわ。カレーは二人で作っといて。俺、結構手伝ったよな?もう文句言うなよ」
はぁーっ。やっぱり豪先輩には会いたくなかったな。
俺はマネたちから少し離れた場所まで来ると盛大な溜息をついた。
どうしてこんなに不安になるんだ。
昨日まで優菜とラブラブだったのにな。少し離れただけでこのざまだ。
ああ、優菜の声が聞きたい。優菜は俺のものだって、確信したい。
優菜に俺への愛を囁いて欲しい。
そんな期待をして優菜に電話を掛けた。
コールするとすぐに優菜が電話に出た。
『優菜?今大丈夫?話せる?』
『啓太―。電話ありがとう。休憩中なの?』
『うん、そんなとこ。優菜ぁ、会いたい』
『ふふっ、どうしたの、啓太。もうホームシック?』
『違うよ、優菜シックだよ。ねぇ優菜、俺のこと好き?』
『えっ?本当にどうしたの?』
『ねぇ、答えてよ。俺のこと、好き?』
『・・・うん、大好きだよ、啓太』
この言葉が聞きたかった。嘘のない優菜からの言葉。
『ありがとう。それだけ聞きたかった』
『変な啓太』
『ごめんね。また連絡する。じゃ、ね』
『うん、合宿頑張ってね』
よし!優菜の充電完了!



