優菜の話題を俺に振る?うわ、顔がにやける。
優菜のことを堂々と話すことなんて滅多にないことだからな。
優菜の何について話そうか。
「マジで優菜の話していいの?俺、いくらでも話せるよ。優菜はね、すごく優しいんだ。いつも俺のこと気に掛けてくれてさ。俺に合わせて一緒に遊んでくれるし、勉強も教えてくれる。俺のダメなところをフォローしてくれて。なにより優菜が俺を好きでいてくれてるし、俺も優菜が大好きでさ。そして優菜のことを考えると何故か時々泣きたくなるんだ」
俺は恥ずかしげもなく優菜の良いところを並べて気分よく話していたのに、
『啓太、ストップ!もう聞きたくないから!』
聞いていたマネ二人に俺の話を遮られた。
「なんだぁ。そんなに彼女のことが好きなら啓太くんを狙っても無理だね」
「だから最初から言ってるでしょ、吉岡さん。俺は無理だって」



