ジャガイモの皮剥きどころか、カレーくらいなら一人でも作れるわ。
伊達に優菜から料理を教わってないんだからな。
俺は鼻歌を歌いながらジャガイモの皮を剥いた。
「うわー、啓太くん凄い!上手に皮剥くんだね。ちゃんとジャガイモの芽も取ってる」
吉岡さんに褒められた。
「お前らは鍋で玉ねぎ炒めとけよ。俺が玉ねぎ切っとくからさ」
俺は玉ねぎも手際よく切って、田中マネに渡す。
「本気で料理できるんだ、啓太。凄いね。料理できる男子ってモテるよねー、ねっ、小百合ちゃん」
「うん、啓太くんポイント高いよ。私、本気で狙っていい?」
「吉岡さん、俺は彼女いるって言ったでしょ。ね、田中マネ」
「えーっ、美夕ちゃんは啓太くんの彼女知ってるの?彼女ってどんな人?」
「啓太、先輩のこと教えてもいいの?」
「全然いいよ。悪口は言うなよな、俺キレるから」
「啓太の彼女はね、一年先輩で、可愛らしい人だよ。でも、私はそれくらいしか知らないわ。啓太からあの先輩のこと教えてよ」



