それから私たちは啓太のおうちの掃除をして。
時間を見たらもう夕方になっていた。
「優菜ぁ、遊ぶ時間が無くなるよぉ」
「さっきから遊ぶって、何がしたいの?」
「優菜と対戦するゲーム」
「私、ゲームとかできないよ」
「教えてあげるから。簡単なヤツをやろうよ」
啓太って、やっぱり子供だよね。ゲームって・・・。
「カートのゲームとブロックのゲームならどっちがいい?」
「どちらでも。どうせ普段やっている啓太には勝てないもん」
「じゃ、カートのゲームね」
私が操作するキャラを啓太が選んで、変なゴリラになった。
可愛いお姫様キャラもあったのに。
「このゴリラ、重そうだから絶対に遅いよー」
「俺のキャラはゲームの主人公だから」
なんか、この時点でハンデじゃない?
カートのゲームの操作方法やルールを教えてもらって、いざ勝負!
「いやー!!啓太、変なバナナ投げつけないでよ!スピンしたー」
「へへっ、ざまあ!おっ先にー」
「なんだってー、コラあ!私のカメ爆弾を喰らえー」
「痛ってー、当てやがったな優菜ゴリラめ!覚えてろよ」
「やだ、啓太じゃないキャラから攻撃されてコースアウトしたし」
二人で大騒ぎしてゲームをして。
お腹を抱えて笑って。
結局私は啓太に一度も勝てなかった。



