年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました


さっき気付いたけど、啓太ってちゃんとしてる。

うちに入る時も脱いだ靴をちゃんと揃えてからあがるし。

挨拶もきちんとしてる。

ご両親に大切に育てられたのが分かる。

大人は自分たちの都合で離婚したりするけどさ、啓太は決して放っておかれた訳じゃない。

そのこと、啓太は気付いているのかな。

「うまっ!優菜、これ美味しい。優菜ってなんでもできるんだな。凄いや。俺、感動しまくりだよ」

「そんなに褒められたら。えへへっ、照れるし」

「啓太、朝も少し早く来れるなら朝食も一緒にどうかな?朝、起きられないなら無理には言わないけど」

「あー、そこまではお世話になれないよ。朝はお母さんだっているでしょ?迷惑だよ」

「ううん、これもお母さんからの提案なんだよね。啓太は寝起き悪いの?」

「うーん、どうだろう?毎朝ランニングするのに早起きはしてるけどさ」

「啓太、凄い!毎朝ランニンクしてるんだ!知らなかった。頑張っているんだね」

「うん。でも朝は大丈夫だよ。さすがにそこまでは、ね」

「分かった。無理には言わないよ。でも夜は一緒に食べてくれる?」

「うん、ありがとう。あのさ、食費払うから。お母さんに幾らかかるか聞いといて」

「そんなの、いいよ。大丈夫だよ」

「ううん、そう言うわけにはいかないよ。そこはきちんとしないと」

やっぱり、啓太ってしっかりしてる。こんな風に考えられるなんて、普通の高校1年生はできないよね。