なんだろ、これ?啓太が来たら一緒に見てみようっと。
二人が帰ってから程なくして、啓太が学校から帰ってきた。
「啓太、お帰りなさい」
「えっ?ただいま?って言っていいの?」
「うん、そうだよ。部活、お疲れ様でした」
啓太が驚いた顔で私を見ている。
「何か用があったの?優菜が来て欲しいって言うの初めてじゃない?」
「玄関先じゃなんだから、上がって」
「一体、なに?どうしたの?お邪魔します」
状況が理解できていない啓太をダイニングに通して、座ってもらう。
「優菜、お母さんはいないの?」
「うん、お母さんは仕事で帰ってくるのが毎日10時頃なの」
「毎日?優菜って毎日10時までここで一人なの?」
「そうだよ。もう慣れたし。それよりさ、啓太おなか空いたでしょ?」
「うん、腹ペコで死にそう」
「ちょっと待っててね。おかず温めてくるから」
「ねぇ、優菜。本当になんなのかな?」
私は温めたご飯をテーブルに並べながら啓太に今夜からの事を話した。



