年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました


ファミレスに着き、席へ案内されると食事を注文してからドリンクコーナーへ飲み物を取りに行く。

「啓太は何飲むの?」

「ん-、俺はメロンソーダ!」

「ふふっ、子供だなー、啓太は」

「じゃ、優菜は?まさかエスプレッソとか言うなよな?」

「じゃーん!オレンジジュースなのであった!」

「ははっ、優菜も大概だな!」

飲み物を取って席に着いてから、啓太に質問する。

「啓太ってさ、モテるよね?告白とか良くされるの?」

「んー、どうかな?告白って言ってもこの前みたいに俺のことを良く知りもしないで言ってくるヤツがほとんどだし。俺、そう言うのまったく興味ないから」

「そっか。それ何となくわかるよ」

「優菜だって、告られることあるだろ?さっきの先輩も優菜のこと狙ってるみたいだし」

「私は、とりあえずでお付き合いしたくないの。今まで全部お断りしたよ。最初は啓太のことも断ったしね。それと、隼人先輩からは告白された訳じゃないよ。啓太は心配しなくても大丈夫だから」

「優菜ってすごく優しいのに芯はしっかりしているから場の空気に流されることってないよな。そこ、信頼してる」

「信頼してくれてありがとう。啓太も優しいでしょ。だからって来るもの拒まずだけはやめてね。嫌だよ。やきもち妬きたくないし」

「おう!大丈夫だから。過去のヘタレな俺も受け入れてくれた優菜に勝てるヤツはいないから」

「別に、啓太はヘタレでもなんでもないよ。自分のことそんな風に言っちゃダメだよ」

そこへ食事が運ばれてきて、啓太はよっぽどお腹が空いていたのか、あっという間に完食した。