その帰り道、啓太がふと疑問を口にした。 「ねぇ、優菜って苗字変わるの?相沢さんになるの?」 「それね、お母さんは相沢さんになるんだけど、私は山崎のままだよ。豊喜さんには申し訳ないけど、山崎のままが良かったの」 するとそれを聞いていたお母さんが、 「でも優菜はもう少ししたら斉藤さんになるんでしょ?うふふっ」 そう、なのかな。啓太は私をお嫁さんにしてくれるのかな? 「斉藤、優菜か。うん、いい響きじゃない?ね、優菜」 「うん」