「啓太、なんだか色々とごめんね。女の子、大変だね」
「俺は大丈夫だよ。でも優菜に危害が無ければいいけど。だから、さっき試合の後さ、優菜に会いに行くのやめたんだ」
「そうなんだ。会いたいなって思ってたけど、そういう理由だったの」
「優菜、試合負けたよ。ごめんな。明日の決勝見せてあげられなくて」
「ううん、啓太のプレーが観れただけで私嬉しかったよ」
「で、どうだった?俺かっこよかっただろ?」
「ふふっ、自分で言う? 啓太、かっこよかったよ。いっぱい好きになった」
「もう、優菜ってさ。どうしてサラっとそんなこと言うの?俺、我慢できなくなるだろ」
啓太はそう言うと私を抱きしめて。
「あー、優菜を充電」って。
「三位決定戦、頑張ってね。応援してるから」
「うん。次は絶対に勝つよ。それとさ、帰りは俺と一緒に帰ろう。優菜を一人で帰すの怖いし」
「ありがとう。でも無理しないでね」
「大丈夫だよ。次の試合で俺、ポイントゲッターだからさ。遠慮なく点取りに行くから。それで勝てば顧問も何も言わないだろ」
「次の試合も楽しみにしてるね」



