私たちがじゃれ合っているのを見てお母さんが、
「本当に仲が良いのね。啓太くん、いっそのこと、ここに住まない?」
「おっ、お母さん何言ってるの?やめてよ」
「マジですか?俺、ココに住みたい!」
「啓太も、なに言ってるのよ!」
もう、お母さんも啓太も現実味のない話で勝手に盛り上がらないで欲しい。
「あら、お母さんは本気で言ってるのよ。せめて平日だけでもここにいたら?どうせあっちに帰っても寝るだけなんでしょ?だったらここにいた方が便利よねぇ。部屋は沢山空いているし」
そのお母さんの言葉に私はつい、
「平日だけだったら週末に寂しくなっちゃう」
なんて本音を声に出して言ってしまったみたいで。
「優菜ー!俺、そんなに愛されてるの?お母さんの前なのに。照れるなぁ」
「嘘だよ、嘘!ここに住むのは無理だって」
「分かってるよ。一緒に住むのは結婚してからの楽しみに取っておくよ。その時はお母さん、よろしくお願いします」
「啓太くん、優菜を末永くよろしくお願いしますね。時々は泊りにいらっしゃいね」
「はい!ありがとうございます」
何なのこの二人は?すごく仲が良くなってない?



