私の家に到着した時にはお母さんが帰宅していて。
「あれ?家の電気が点いてる。お母さん早く帰ってきたのかな?」
『ただいまー』
私と啓太が同時にお母さんに声を掛けた。
「あら、お帰りなさい。相変わらずハモっちゃって仲が良いわね」
「お母さん、今日は早かったんだね。台風は大丈夫だった?」
「会社の方は大丈夫よ。家もなんともないみたい。啓太くんのお宅は大丈夫だったの?」
「はい、何ともありませんでした。ありがとうございます。あの、これ」
啓太がお母さんに私が気になっていた八景島のお土産を渡した。
「えっ?それってお母さんへのお土産だったの?」
「そうだよ。当たり前だろ。遊びに行ったんだから、お土産は買ってくるだろ」
「あら、啓太くんありがとう。どこへ遊びに行ってきたの?」
「八景島です。優菜が思いのほかジェットコースターを怖がって。ずっと笑わせてもらってました」
啓太はそうお母さんに話すと、思い出してお腹を抱えて笑いだした。
「もう!啓太、笑いすぎだから!」



