私は持ってきた大きな荷物を見て、
「あのね、啓太。今日はね、ここにお泊りしてもいい?」
「はい?!優菜、なに言ってんの?」
「台風酷くて帰れそうにないし、お泊りセット持ってきたの」
「お母さんが心配するよ。今ならギリ帰れるんじゃない?送ってくからさ」
「お母さんが危ないから泊ってきなさいって。ダメ?」
「うそでしょ?本気で言ってるの?泊ってくの?もしかしてここに来る前からそのつもりだったの?」
「うん。なかなか言い出せなかったの。朝からずっとドキドキしててね、いつ話そうって考えてて」
私は顔が真っ赤になっているのが分かって。啓太の顔がまともに見れなかった。



