「優菜、ちょっといい?」 豪くんに声を掛けられて、私たちはテーブルの端に二人で移動する。 「優菜、さっきどうして俺に彼女がいると思ったの?あの時、ってさっき言いかけたよね?」 「だって中学の時に豪くんには好きな人がいたでしょ?」 「どうしてそう思った?」 「あの時はごめんなさい、なんだけどさ。豪くんが告白されてるところを偶然聞いてしまったことがあってね。その時、豪くんはその相手の人に”好きな人がいるから”って言ってお断りしてたの」