年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました


「じゃあ、百合ちゃんかな?聞き間違えたかな」

「百合も小百合も知らないって」

啓太が小百合ちゃんの存在を隠しているようには見えない。じゃ、誰なの?

「昨日、電話くれた時にマネージャーさんが小百合ちゃんが啓太を待ってるから早く来て、って電話の向こうで言ってるのが聞こえたから。ずっと気になってたの」

「電話の時・・・。あー、それ吉岡さんのことか!北高校のマネージャーだよ。思い出したわ。そう、小百合ちゃんって田中マネが言ってた。 で?吉岡さんがどうしたの?」

「どうしたの?じゃないよ!啓太のこと待ってるとか聞こえたからさ。何かあるんじゃないかって心配してたの」

「もう!またやきもち妬いてくれてたの?どうしよう、この可愛い生き物」

「やきもちなんて妬いてないもん。不安だったの。啓太が私から離れて行ってしまうんじゃないかって。私が会ったこともない小百合ちゃんの所へ行ってしまうんじゃないかって」

「俺、こんなに優菜ばっかりなのに。不安にならないで」

そう言って啓太は優しく抱きしめてくれた。