もちろん、私だってこの異世界料理・唐揚げの虜だ。この夜叉王領産の柚子の汁をかけて食べる……いや、これ美味でしょ!

そして、ある程度食べ終わったところで、残ったおかずをおつまみに、談笑のお時間となっていた。



「んで、竜樹おまえは結局、熟女嗜好なのか?ロリ趣味なのか?」

「ロリは犯罪の匂いがするぞ。後戻り出来るうちに辞めた方がいい」

「……おい!そもそも何でそんな話なんだ?何で俺はお前らの中で女好きっていう設定なんだよ!」

「いやいやいや。善見城潜入時に耳にした数々の浮世話、噂話。一度楽しませてもらうと病みつきでなー?とある夜会では、複数の令嬢と休憩室に入っていったり、とある夜会では人の目につくところで令嬢と体を密着させていたり、とある昼間の執務中には未亡人が竜樹の執務室に入っていったり……」

「あ、あほ!そんなもの所詮噂話だろが!」

「いやぁーね?色男ってのはどの時代でも注目を浴びるもんだよ?イケメン君。令嬢、未亡人に、婚約者候補の歌姫に?君の周りには女がいっぱいフゥー!」

「で、俺が言いたいのはロリはヤバいという話だ。10歳の娘に手を出すのは犯罪だろ」

「羅沙とはそんな関係じゃないぃぃ!」



なんという話をしているんだ。