私らと、ざまぁするぞ!〜冤罪で追放された令嬢に手を差し伸べたのは異世界の戦士たちでした。


---この、天界は。



世界の中心、ほぼ真ん中に、須弥山(しゅみせん)という広大な敷地を占める『聖なる山』が聳えている。

その須弥山の頂上には、天帝様のお膝元と言われるのか、ここ『忉利天(とうりてん)』。

そこには天帝様の居城『善見城』をはじめ、その城下町、天部衆・三十三天の治める領地がある。

……私のいた韋駄天様の居城も、この忉利天内。



そして、須弥山の中腹から下を東西南北に区分け、各地域を天帝直属配下である四天王と呼ばれる将軍四人が管轄。

北は毘沙門天様、西は広目天様、東は持国天様、南は増長天様。

……ちなみに、私の生家、鳩槃茶王族の住処は、この南の増長天様の管轄区域だ。



そして、須弥山の更に麓に広がる地域は、広大な面積の敷地で、四天王配下である天竜八部衆が『王領』として管轄している。

北の地域は『夜叉王領』と、その更に奥である最北の地域は魔界に一番近いと言われている辺境、『摩睺羅伽王領』。

西の地域は『竜王領』。広大な敷地すべて竜族の管轄。

東の地域は、須弥山のすぐ麓が『乾闥婆王領』、更に東に広がる地域が『阿修羅王領』。

南の地域は『緊那羅王領』と『迦楼羅王領』。


これが、この天界のざっくりとした構図である。