私らと、ざまぁするぞ!〜冤罪で追放された令嬢に手を差し伸べたのは異世界の戦士たちでした。



「ほんじゃまた、今晩なー」と、士黄様は立ち去る。

その服は有り難く頂戴して、更衣させてもらった。




着替えから戻ると、居間にはまたコーヒーを飲んでくつろいでいる銀太さんの姿のみで、聖威と翼はいなかった。

「あれ、二人は……」

「あいつらは、腹ごしらえも済んだところで本日の鍛錬中」

「鍛錬?」

「一応、軍人だからな俺たちは。任務遂行のため、技術の維持向上が必要なんだよ」

「はぁ……」

軍人、か。

単なる令嬢、侍女の私には、それは未知の世界だったりする。



同じ年頃の女性なのに、軍人。かぁ……。



「鍛錬ってどこでやってるんですか?外?」

「いや、別室。転移陣敷かれている部屋」

……一番最初にここに来た時にいた部屋だ。



鍛錬ならば管轄外なので、私は取り敢えず出来ることをやる。

銀太さんと一緒に部屋の掃除をしたり、洗濯したり。

「侍女って貴族令嬢なんだろ?掃除とか使用人のやることも出来るのか」と驚いていたけど。

実家にいた頃は、老師といつも一緒にいたくて大兵士団の下働きもこっそりやっていた。だから、掃除洗濯、料理もお手のもの。