好きな人がいると言ったことだって何かが変わるきっかけになればと思ってのことだが、意味がなかったのだろうか。分からない。

どれだけ脈がなかろうと一華を思うことは止められそうもないので、俺は地道に距離を詰めていくしかない。

紅茶喜んでくれて本当によかった。

一華のおかげで勉強がいつもより捗っているし。




そして後日談なんだが、俺は無事に赤点を回避した。

もちろん一華のおかげだ。

そして一華も無事1桁代になれたらしい。


(何かお礼出来ねぇかな・・・・・・)


だが思っていた以上に俺に好きな人がいるという噂が出回りすぎて、下手に行動に起こすことが出来なかった。