気怠いお隣さんと恋始めます!

やましいことは何もないのに、何で私はこんなに必死に弁解しているのか。

「イっイチさんは明後日会食ですよね⁉︎美味しいご飯、いっぱい食べて来て下さいね!」

話題を逸らしてみるも、ワイシャツも脱ぎ上半身裸になったイチさんが、私を見下ろす。
そして、ギシっとベッドを軋ませて片膝を乗せ、私の頬を包み込んでキスした。
そしてそのままベッドに押し倒される。

「…小夏はさ、そんなに簡単にホイホイ男の家についてっちゃうの?」

「…え?」

「俺が誘った時、俺の家にもあっさりついて来た」

「…っそっ、それは…っ‼︎」

好きだから…とは言えない。

「…千葉くんに俺がしたみたいなこと、されたらどうすんの?」

「…や、美鈴先輩も…いますし、第一千葉先輩が私にそんなこと…!」

「…しないって言い切れる?男の理性なんて、脆いもんだよ?酒が入ればなおさら、ね」