気怠いお隣さんと恋始めます!



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「…明日のパーティー、千葉くんの家でやんの?」

「……?はい、美鈴先輩と3人で」

夜、22時過ぎに帰宅したイチさんの部屋に招かれ、寝室で部屋着に着替えるためにメガネを外し、コートを脱ぎ、ジャケットを脱ぎ、ベストを脱ぎ、ネクタイを緩めていくイチさんの流れるように綺麗な一連の動作をベッドに腰掛けて見惚れながら真帆のアドバイス通り明日のことを伝えた。

伝えたら、何となくイチさんの機嫌が悪くなった気がする…

何しろ、私はイチさんの微妙な変化に敏感なのだ。1年近く掛けて培ってきた特技だ。

「…ふーん」

「ちっ千葉先輩のマンション、すごく広くて、昨年も3人でクリスマスパーティーしたんですよ!」