露わになった上半身を見て、びっくりする。
こんな綺麗な均整のとれた筋肉、一体どこに隠していたんだろう。

色白で、背は高いけどそこまで厚みの無さそうな身体はどちらかというと中性的な印象だったのに…脱ぐとすごい…

「…小夏、集中して?」

妖しく微笑んで、耳を甘噛みされた。

「…っひゃ…っ!」

それを合図に、おでこ、頬、鼻、唇、鎖骨へとキスがどんどん降りてくる。

服の裾からイチさんの手が滑り込んできて、熱を持ったその手が私の身体を這い回る。

「…っん…!」

アルコールが入っているせいかもしれない。
それともずっと恋焦がれてたイチさんに抱かれているせいかもしれない。