「…っエロ…っ⁉︎そっ、れはっ…!イチさんとお酒のせいっ…!」

んなっ、なんてこと言い出すんだ、この人は…っ!

「…ふーん、それ、俺のせいなの?」

ニヤリ、緩く口角を上げて意地悪く微笑む。
どこまでも深い焦げ茶色の瞳にはユラユラと熱が宿り、みるみるうちにその視線は色香を纏う。

目が、逸らせない。

もう、その視線に纏わりつく色気だけでやられそうだ…

「…じゃあもっと、そういう顔俺に見せて?」

…え…っ⁉︎と思った瞬間には、

次のキスが落とされた。次から次へと降ってくる。

それは角度を変え次第に深くなっていき、頬を包んでいた手は後頭部へ回る。

「…っふ、っん…」

深くなるにつれて上手く息が出来なくなってくる。

「…イッ、イチ…さん…っ」