棗ちゃんはステキな恋がしたい




「宿題間に合った?」

「やってねーよ」

「ええっ」

「あんなのはナツメと会う口実って言ったろうが」

「……もう」



校舎にチャイムが鳴り響く。


やばい!



「はやく戻らなきゃ」

「戻んなよ」

「え?」

「こんなとこ連れ込んで襲って欲しいとしか思えねーわ」

「……へ」



ニヤッと不適に笑う一斗がカッコよすぎて昇天しそう。