「部活、ですか」 「うん。みんな入るんだって」 「お言葉ですが――ただでさえお忙しいあなたに、そんな時間……」 「どうしても入りたいの!」 折れた坂田が、わたし向けの部活をピックアップしてくれる。 「それらは比較的緩く活動している部です。当然ながら運動部や吹奏楽部はハードなので除外しました」 「ふーん」 「気になる部はありますか。お嬢」 写真、情報、美術…… 「決めた! わたし――」 ここで仲間を作る。