棗ちゃんはステキな恋がしたい



どうしよう。


意識しちゃうよ、一斗のこと。



「マジであちー」

「あの扇風機は?」

「あ?」

「前に……女の子から借りてた」

「そんなのあったか」



もう忘れてる!



「花火大会」

「え?」

「来週あるってさ」



そう言われて公園の掲示板のポスターをみてみる。


「行こーぜ」

「……夜」

「そりゃあな」



行きたい。

すごく、行きたいけど。



「わたしの門限5時だもん」