「どうしよう坂田~!」


文房具……は

一斗、勉強しないし。


「なにか……ないかな?」

「お菓子なら快く受け取ってくれるんじゃないですかね。前例がありますので」

「それも考えたよ。手作りなら他の子と同じものにならないし。……でも」

「でも?」

「なんていうか……特別感が、欲しいの」

「誕生日ケーキのような?」

「ケーキは予約とかしてる可能性あるよね。もし、先輩とか家族と一緒に食べるとしたら……」

「かぶると食べきれないでしょうね」

「そう! 一斗が糖質とりすぎちゃう!」