棗ちゃんはステキな恋がしたい




「あ、ありがとうございました」

「はは。どういたしまして」


銀髪さんに、なんだかとっても優しい目で見つめられる。


「……あの」

「他のヤツにまわすの惜しくなってきたな」


へ?


「あっちでヒドい目に合うのと僕に飼われるの。どっちがいい?」

「…………」


えっ!?



「選ばせてあげる」



???



「どっちもイヤです」

「素直だね」