そんなお母さんに、怒られた時は、私はいつもおばあちゃんに守ってもらっていた。
優しいおばあちゃんだけど、自身の『娘』である私のお母さんには、『鋭い眼差し』を見せこともある。

お母さんから私を守るために、おばあちゃんはお母さんと何度も喧嘩していた。
そして二人の喧嘩に、私が『ごめんなさい』って頭を下げて謝るのが、いつものオチ。

まあでも謝っても翌日に、またおばあちゃんに『駄菓子屋に行きたい』って言う『学習能力のない私』だけど。

そんな『優しいおばあちゃん』と、『怖いお母さん』とずっと一緒に生きて来た私。

もちろん『幸せ』だ。
学校では『友達』は少なかったけど、おばあちゃんの『笑顔』やお母さんの『怒った顔』を見ていたら、どんな『辛い事』だって乗り越えられた。
ずっと家族が励ましてくれた。

何度も何度も、『家族に支えられて生きてきた、弱い私』だったし・・・・。