私の祖母はまるで、願いを叶えてくれる『魔法使い』みたいな人だった。
どんな願いでも、おばあちゃんは『笑顔』を見せて、私のために行動してくれた。

例えば『お腹が空いた』と言えば、おばあちゃんは『おいしいご飯』を作ってくれた。
おばあちゃんが作ってくれた『炒飯』はすっごく美味しいし、『おばあちゃんの炒飯は世界一だ!』と、私は自信を持って言える。
高級中華料理店の料理長ですら、おばあちゃんの美味しい炒飯を作る事は出来ないだろう。

それにおばあちゃんは、『すごく優しい人』だ。

私が『近くの駄菓子屋さんに行きたい』って言ったら、おばあちゃんは『痛む足』を引きずってでも、駄菓子屋さんまでついて来てくれた。
自身は長年『膝の痛み』と闘っていると言うのに、私に笑顔を見せ続けて、駄菓子屋さんで駄菓子をいっぱい買ってくれた。

もちろん、お母さんには内緒でね。
『無駄な出費』を抑えたいお母さんは、私が駄菓子屋さんに行くのを『反対』しているから、バレたらお母さんはすぐ私を怒る。
『優しいおばあちゃん』とは対照的に、『怒ると怖いお母さん』は少し苦手だったし。

まあでも、嫌いじゃないんだけど。