腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

私が謝っている言葉にかぶせるようにして言ってきた海飛。


、、、そして、ぺこっと、海飛がお辞儀した。


、、、!?


海飛が謝った、、、あの海飛が謝った!信じられない!


「間抜け面。」


こつんと海飛が私の頭にこぶしを当てた。

むぅ、、、。




、、、ってあれ?海飛の腕に血ついてるじゃん。ばんそうこう、ばんそうこう、、、。


「はい、コレ。」


ポケットから出して、私は海飛に渡した。


「、、、は?」

「!?”は?”って!血ついてるじゃん、腕に。私をかばってくれた時にすりむいちゃったのかも、、、ごめんね。」

「うわっ、ホントだ。」


気づいてなかったんだ、、、。


「いいよ、これくらいかすり傷だし。」


海飛がひらひらと手を振った。

いやいや、結構ちゃんとした傷ですよ?


「ダメ。貼って、コレ。ほっといちゃだめだよ。」

「、、、分かった。」


しぶしぶというように海飛が受け取った。


「、、、あれ?」

「あ、ごめんごめん私が張ってあげるね。」


左腕のひじのあたりにできてしまった傷。位置的に左手は使えないので右手だけで絆創膏を張らなくてはいけないけど、片手で貼るのは難しい。