腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

ていうか私たち、今の今までハハ、ハッ、ハグしてるポーズになってたよね、、、?

さっき、慌ててたから気づかなかったけれども!!
思い出すと、そうだった気がする、、、。恥ずかしい、、、。


「おいっ、ボケっとしてんじゃねえよ、大丈夫か?」


そう言いながら海飛は、私の手を引っ張って起こしてくれた。


「ありがと。」


控えめに私がそう言った後、海飛が言った。


「お前もっと気をつけないと!昨日雨だったからもっと自転車は慎重に運転しないと今みたいに”ズリっ”てバランス崩すよ?もう、、、心配させんなよ。」


横を見ると私の自転車、後ろには海飛の自転車が倒れている。


きっと、一回目の”ガチャン”は海飛が慌てて自転車から降りてきてくれたからなったんだ。

つまり、私が自転車ごと倒れるのを見かねた海飛が慌てて自転車から降りて、ダッシュで私の方に来てくれて、ギュってハグしながら私をかばって倒れたわけか、、。


「はっ!ごめんなさいっ。ごめんなさいっ。ごめ、、、。」

「いや!その、、、よく考えれば俺があんなこと言わなけりゃよかったんだよな。ごめん。」