腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

あぁ、そうだというような顔で海飛は言った。


「そういえば、その時のお前は、こんな怒り顔してなかったもんな、うんうん。お前がまだぷんぷんしてなかった頃は、小1くらいの時だもんな。ごめん、間違えたわ。」


、、、はぁ!?あんたは、余計な一言が多すぎるんだわ。まったく、、、。最後の一文だけで、十分内容は伝わるじゃんか!
毎回わざわざふっかけてくるんだから、、、。


「早く行くぞ~。ちゃんとついて来いよな。」

「私の方が何なら早いし!」


ちょっとムキになって私は、スピードを出した。私がまだ乗る準備をしている最中だと思って自転車に片足乗せただけの海飛をあっさり抜かす。


「言ったでしょ!」


私は後ろを振り向きながら言った。

海飛がはっ、とした顔でこちらを見ている。ものすごく慌てているように見えるなぁ。


ーガチャン


ーズリっ

あれ、ハンドルが傾いて、、、。


ードンっ


ーガチャン


気付けば私は倒れていた。
でも、、、あれ? なんで横に海飛が、、、一緒に倒れているの?

海飛が、私をかばうような形で、倒れていた。


「大丈夫か?」


、、、優しい。

さっきまで横にいた海飛がいつの間にか、立っていた。