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三年位前に一度、親たちも含めて遊園地に行ったんだ。
その時から私は絶叫マシンが苦手で、海飛に”遊園地は楽しいのなんてたくさんあるから他のに乗ればいいだろ”って言われたの。

確かに、と思って行ってみたら、まんまと海飛に騙されて、ジェットコースター乗り場に連れていかれたんですよ!?
連れていかれる時私は、”大丈夫お前も楽しめるから”って言われたから、信じて行ったのにぃ~。
海飛いわく、そのジェットコースターなら私も楽しめると思ったらしい(その時の顔は、さっきのようにニヤリと笑っていた)。

でもそれって、すごい高さがあって、一回転するやつなんだよ!おまけに、超速いですって、キャッチフレーズに入ってたし。

私は、絶叫マシンが苦手だっつってんだろうが!!と言って、速攻で逃げたんで無事でしたけど。


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ってことで、たった今も超超々全力で否定したわけです。


「はいはい、冗談ですよ。動物園でしょ、お前が行きたいのは。」


手をひらひらさせながら、海飛が言った。

その瞬間、私の顔が(おそらく)パァァァっと、明るくなった。


「ありがとぉー。」


嬉しくって私は思わず抱き着いちゃった。

だって私、本当に動物園が大好きで、というか動物が大好きで、部屋にもでかでかとパンダやらキリンやらのポスターが貼ってあるのだ。