「ねぇっ、海飛っ!!」
ハッとして、再び我に返る。
「あ、ごめん。」
つい、浮かれてた、、、。
「今日海飛、大丈夫?熱あるんじゃない?顔も赤いし、ぼーっとしてるし。」
ちがう!それどっちも、椿のせい!!
なんて、口が裂けても言えないけど!!!
そんな俺の気持ちを完璧的に分かっていない椿は、俺のおでこに手を伸ばした。
「あっ、ホントに大丈夫だから!」
驚きすぎて、恥ずかしすぎて、ちょっと大きな声を出してしまった。
こんなの、椿はソウイウキモチを感じてないと分かってても、ドキドキしちゃうじゃんか。
「そっか、ごめんね。元気ならよかったっ!」
また、全力で笑ってくれる。
何でそんなに優しいんだ、、、なんでそんなにかわいいんだ、、、。
俺は、そんな君が大好きだ。



