「ふぇぇぇ、疲れたぁぁぁ~。」
手を洗って速攻でソファにダイブする椿。
靴下も脱いだから、足が丸出しだ。
すげー無防備な格好してるし。
俺、、、男なんだが、、、。
「椿さぁ、俺の性別知ってる?」
「え、男子でしょ?」
「うん。じゃあさ、なんでそんな恰好しちゃうの?」
、、、?
みたいなのが、椿の頭の中で鳴り響いたことは、確定だ。
何を言いたいかよくわからないという顔をしている。
「男が、女子を襲うっていうのは知ってる?」
「あははっ、そういう事?」
なぜか笑い出した椿。
「今更? ずぅっと幼馴染のやつにそんな感情抱かないでしょ。海飛そんなことするやつじゃないし。」
喜んでいいのかわからない、、、。
信用されていることは分かる。
「優しい優しい俺が、忠告してあげただけ。そんなこと俺は考えてねーよ。」
半分本当だが、半分嘘である。
ちょっとくらいそういうことを考えてしまうのはしょうがない。
、、、椿のこと好きなんだし。
「もし海飛がそういう事しても、反抗出来るくらい力あるし。」



