腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

、、、って、、あ、、やっちまったぁぁ。
俺じゃダメなのかよって、彼氏が言うセリフじゃん!


「海飛、ごっくんしてから言って。」

「すいませーーん。」


いいんだか悪いんだか分からないが、さっきのセリフ、気づかれなかったからよしとしよう。


ー ー ー


そのまま、四人で勉強会をしていた。
時刻はもう五時を過ぎていた。


「日奈、じゃあ私たちそろそろ帰るね。」


ちらりと時計を見て言った椿。

もう少しいるって言うかと思った。
俺としては2人きりでいられることになって嬉しいので、もちろん反論しないけど。


「オッケー、じゃあまたね。」


田中日奈がそう言って、俺たちを玄関まで見送ってくれた。(空青ももちろん来た。)



― ー ー


「もう家帰るんだな。」


やっぱり不思議だったので帰り道に聞いてみた。


「だって、今日餃子作るでしょ? 時間かかるから長居できないじゃん。」

「あー、ね。」


そういう事か。


「よいしょよいしょ。」


椿がカギを取り出してドアを開けてくれた。


「ただいまー。」

「ただいま。」


椿に続いて俺も言っておく。