腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

すると向かい側から、空青と田中日奈が来た。
この二人の組み合わせは何気に珍しいな。


「あ、椿ちゃんと海飛くん! やっほぉ~」

「日奈っ!」


わぁわぁとはしゃぎだす二人。
別に普段から毎日会ってるのに。


「あっ、そうだ椿ちゃん、これから家来ない? ちょうどね、空青くんと一緒に勉強会でもしようかと思ってたの。」


はぁ!? 嘘だろっ!!
せっかくの休日だから、(彼氏じゃないけど)俺が椿を独り占めしたかったのにぃぃぃ。


「いいよっ!! あっ、でも食料品あるから、冷蔵庫にしまってから行くね!」

「オッケー!」


、、、とんとん拍子で田中日奈の家に行くことが決まってしまった。
しょうがない。


ー ー ー


田中日奈の家で、昼飯を食う。
もちろん宅配。


椿はちょこんと礼儀正しく座って、牛丼を食べていた。


「私ね、日奈と一緒に考えたいところがあって。」

「俺じゃダメなのかよ。」


もぐもぐと食べながら聞いた俺。