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それからスーパーを出て、家までのろのろと歩き出す。
「、、、なぁ、椿って俺と同居しなくちゃいけないことになっていやじゃなかったの?」
話すことが無くて沈黙が続いてしまいそうだったので、なんとなく聞いてみた。
別に、黙っちゃっても気まずくはないんだけど、椿のことを好きな身としては、できるだけ話したいんだ。
「今更? んー、どうだろ、、、?」
確かに、今更だなぁ。
聞かなければよかったなぁとちょっと後悔した。
嫌だったと答えられるのはもう決まっているけれど、実際口からそう言われたら地味にダメージくらいそうだから。
「まぁ、、異性だから、、ちょっと嫌ではあったかなぁ、、、。」
、、、ですよね!
そりゃそうだ、、。
「でも、海飛で良かったよ。これで空青とかだったら結構嫌だったかも、なんてね。」
ちょっと笑い気味にそう言った椿。
当たり前のことだけど、ちょっと空青に悪いなぁと思っているんだろう。