今日は、昨日約束してしまった餃子づくりの材料の買い出しに行こうと思っていたのだ。材料が無かったから、どちらにせよ、昨日は餃子を作れなかった。


「じゃあ、お前ひとりで行けばいいじゃん。」


、、、はぁ。ホントに人任せなんだから。


「海飛はなんかほしい物無いの？それに、ちょっとくらい手伝ってよ。何もやってないんだからさ。」


あくまで、私がやると言ったのは餃子を”作る”ことだ。”買いに行く”とまでは言ってない。
それに、海飛が私の家に泊まりに来ることになってから、全部私が家事やっているんだからね。掃除も、料理も。


「昨日の貸しは、、、チャラにしたから、、、。」


そこまで買い物に行きたくないのかね。

海飛は少し考えてから、諦めたように言った。


「もういいや、わかったわかった。行ってやるから。」

「マジ！？ありがとう。」


ちょっと手こずったとはいえ、ここまでスンナリ（いつもの海飛と比べたら、スンナリすぎるほどスンナリ）OKを出してくれるとは。