腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

それから少しして、ウェイターの人が来た。

俺と椿は同じメインメニューを食べて、椿と一条は同じサイドメニューを食べていた。
そう言う風に頼んだからこう食べるのは分かってたけど、、、。
なんか、好き嫌いが被るのは俺達だけだと思ってたから地味に嫌だ。


「椿、俺にもそのスープ一口ちょーだい。」


アーんと口を開けて待っていた。


「えっ、、別にいいけど。」


そう言って椿が使っていたスプーンそのままで食べさせてくれた。


「、、、ナニコレうまっ。」


率直な俺の感想はこれだった。
一条に見せつけてやったぜ、ともチョット思ったけど。


外食でこんなにうまいの久しぶりかも、と思ってそういえば椿と一緒に食べた宅配もうまかったと思いだす。
もしかしたら、椿と一緒に食べてさえいれば何でもおいしく感じるのかもしれないな。


「なんか黒須くん意外だね。もっととがってる人かと思ったけど、こんなに彼女にメロメロなんて。」


あ? お前に言われたくないんだが。