腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

そう言いながらメニューを指でさしている一条。
なんか、、、かっこいい、、。
何で大したことしてないのに様になるんだよ!! こいつの裏くそ怖いよ、絶対!

なのに、周りの女子(店員さんの女性含む)の目がハートになっている。
確かに、顔だけはいいからな、一条。


「はいっ、分かりました。」

「あ、、あの俺は、これお願いします。」


なんだか忘れられかけていた気がするので慌てて言う。


「私も同じので!」


椿がそう言った。

マジ!? 食べたいもの被った! やっぱり、これが元腐れ縁、現カップルの以心伝心具合ですよ。

思いっきり自慢してやろうとドヤぁぁぁっぁああという顔で一条を見てやる。
今ので、完全に見せつけられたな。

そう思っていると。


「あと、これもください!」


そう言って椿が指さした先、、、それはさっき一条がサイドメニューで頼んでいたものだった。

かぶってる!! ”ガーン” だ、、、。

一条は、俺のように分かりやすく威張ってこないで、ほらね、とでも言いたげな顔で見てくる。くそっ!