腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー


椿は食べ物に目が無いからな、、、。一生かかっても食べ物にだけは勝てないんじゃないかと思う。

そう考えたら俺の敵は今目の前に座っている男ではなく、食べ物なのでは!? という、とんでもない謎思考をしてしまった。

うん、それはないな。確かにそうかもしれないけど、目の前に座っている子の一条の方が害がある。食べ物は椿をとれないから害はない。一条の方が危険だな。
そう結論付けて、再びにらみ合いっこが始まった。

一応位置的には斜め左なのだが、完全に目が合っている。


「うわー、これもおいしそう!! ねぇ、海飛?」

「そうだなっ!」


ニコッとして返しておく。

この状態で平然とメニューを選べている椿が凄いんだけど、、、。
そんな椿じゃなかったらこんなところで堂々とにらめっこしないけど。


ーピーンポーン

ようやく食べるものを決めた椿がベルを鳴らした。
すぐに店員さんが来てくれる。


「ご注文お伺いします。」

「僕、コレ頂いてもいいですか?」