来たのはファミレス。
ちなみに四人掛けのテーブルの片側に俺と椿が隣り合って座っていて、椿の目の前に一条が座っている。そこがうざい。
場所のチョイス的に多分、真面目な話をしようと思ってきたわけではなさそうだが、絶対にまだあきらめていない。
本人は、もうあきらめたと思っているかもしれないけど、心の奥底では絶対にまだ狙っている。
それが目に見えるようによくわかった。
こいつ、、、こぇぇ、、、。
でも、俺だってこいつに負けていない。
椿は俺のだし、横取りされる気はない。
俺達の間でバチバチを超えて、びりびり火花が散っていた。
男と男の対決、、、スタート!
「椿ちゃん、何食べたい?」
椿ちゃん、、、”椿”ちゃんねぇ、、、。
こいつ名前呼びしてんだ、椿の事。
「椿はこれとか好きそうだけど。」
すかさず俺の、下の名前+”呼び捨て”がさく裂する。
しれっと、椿の好きなもの知ってるアピールも。
だてに腐れ縁やってない。
椿の好き嫌いなんて全部知り尽くしてるんだよ。毎日更新アップデートは言ってるし。なんていったって、年月でこいつに勝ってるんで。正確性もヤバいんだよ。
ドヤァという目で一条のことを見る。



