そう思っている反面、今だけ頼られているのがうれしいと感じてしまっている自分もいた。


「いやぁぁぁっぁぁぁ!! ぎょぇぇぇぇええぇぇっ!!」


いきなり急降下しだしたジェットコースター。
恥ずかしさやらなんやらが全部吹っ飛んだのか、ただひたすら叫んでいる椿。

俺はもちろん横で笑わせてもらっている。

ちなみに、椿のこの顔を見られるのはかなりレアなので可愛いとも思っている。
椿は反応がいちいち全部可愛いんだよなぁ。


しばらくぐるぐるした後、出発点に戻ってきた。
明らかにぼーっとしている椿。疲れたと顔に出ている。


「大丈夫か?」

「う、うんっ!」

「嘘つき。」


ぺしっとおでこにデコピンする。


「痛っ、、。」

「お前さ、もうちょっと上手に嘘つけないの?」


バレバレなんだよなぁ、、、。


「どーせ、俺の要望もちょっとくらい聞いてやんないとと思って言ったんだろ。お見通しだから。」


バレてないとか思ってるとこ、鈍感すぎるんだよな。


「まじ、そういうのいいから。俺、椿と入れてるだけで、本当にうれしいと思ってるし、、その、、とにかくいいからっ!」