けろっとした顔でそういうお母さん。

、、、そういえば毎日のように言われていた気がする。
紳士的で、優しくて、聞き上手、明るい、そしてよく笑う人はとってもいいわよ~って。



「え、どういうこと、、、? だって、申し訳ないけど全然違うよ。」

「例えば?」

「優しいとか?」


おいッというのが横で聞こえる。


「あれ、私は気づいたけど普通の人からしたらクッソ分かりづらいよ。」


ドストレートに言っちゃったのがグサッと来たのか、黙りこくってしまった海飛。


「いいじゃん、ちゃんと好きになったんだから。私は気づけたんだし、そこも好きなんだからいいじゃんっ!!」


そこまで言ったらやっと納得してくれたようで、再び動き出した海飛。

で、肝心のお母さんは、、、?


「椿なら海飛くんのやさしさに気づくと思ったからよ。」

「じゃあ、紳士的っていうのは、、、?」

「それは、小学のころの海飛は紳士的、、まぁちょっとそこは誇張しすぎちゃったかもね?」


ここにきてまさかの海飛のお母さん!?


「は、オカンも関わってんのかよ、、。」