一方椿は、多分間接キスしたことに対してさらに顔が真っ赤になっている。

こういううぶな反応を見ていると、本当に俺が初めての彼氏なんだろうなぁと思う。
まぁ、それをいったら俺もなんだけど。



ー ー ー



注文したピザを全部食べ終えて、歯磨きはまっ先にした。

キスした時に臭かったらいやだろうし。俺はそんなことを考えて洗面所に向かったけど、きっと椿は俺が歯磨きを始めたから自分も何となく始めたんだろうなぁ。
結構周りに流されやすいタイプだから。



グデーっとソファで横になっている椿の隣に座らないで、上からバサッと覆いかぶさった。


「ひっ、、びっくりしたなぁ、、。」


驚く椿にそのままキスしても、俺は起き上がらなかった。
抱き着いたまま、しばらく俺は離れる気はない。
このあったかい体温にずっと触れていたいんだ。


それから椿も、ふふっ、、と謎に笑ってほっぺたにキスしてきた。

うむむ、、、椿は俺の理性を破壊しに来ようとしているのだろうか、、、?