ガタッと横で音がして、海飛が席を立ったのが分かった。
それから、私も肩をつかまれて立たされた。
そして、ゴホンとそれらしく咳ばらいをして、周りを静かにさせた。
「一応報告。俺、椿と付き合うことになったんで絶対手を出さないように。以上。」
ギヤァァッァァという女子の悲鳴と、ちょっと男子の悲鳴も聞こえた気がするが、完全スルーしている海飛を見て私も気にすることはないと思い返した。
ー ー ー
「しっかし、ずいぶん派手にやったねぇ。」
そうつぶやくのは松風。
「それは、何に対して?」
「ん、二つ。一つ目は、今朝お前がクラスメイトにした報告。二つ目はお前のイメチェン。」
「あーね。」
聞いているんだがいないんだか、分からないくらい適当に返しているようにも見えるが、本人はちゃんと話しているつもりなんだろう。うん、今日も海飛は平常運転だ。
それでも、奥の方に秘められすぎてほぼ誰にも気づかれていない優しさと、一途さを知っている私は海飛に”キュン”を超えて”ギュン”である。
それから、私も肩をつかまれて立たされた。
そして、ゴホンとそれらしく咳ばらいをして、周りを静かにさせた。
「一応報告。俺、椿と付き合うことになったんで絶対手を出さないように。以上。」
ギヤァァッァァという女子の悲鳴と、ちょっと男子の悲鳴も聞こえた気がするが、完全スルーしている海飛を見て私も気にすることはないと思い返した。
ー ー ー
「しっかし、ずいぶん派手にやったねぇ。」
そうつぶやくのは松風。
「それは、何に対して?」
「ん、二つ。一つ目は、今朝お前がクラスメイトにした報告。二つ目はお前のイメチェン。」
「あーね。」
聞いているんだがいないんだか、分からないくらい適当に返しているようにも見えるが、本人はちゃんと話しているつもりなんだろう。うん、今日も海飛は平常運転だ。
それでも、奥の方に秘められすぎてほぼ誰にも気づかれていない優しさと、一途さを知っている私は海飛に”キュン”を超えて”ギュン”である。



