腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー

ガタッと横で音がして、海飛が席を立ったのが分かった。
それから、私も肩をつかまれて立たされた。

そして、ゴホンとそれらしく咳ばらいをして、周りを静かにさせた。


「一応報告。俺、椿と付き合うことになったんで絶対手を出さないように。以上。」


ギヤァァッァァという女子の悲鳴と、ちょっと男子の悲鳴も聞こえた気がするが、完全スルーしている海飛を見て私も気にすることはないと思い返した。



ー ー ー



「しっかし、ずいぶん派手にやったねぇ。」


そうつぶやくのは松風。


「それは、何に対して?」

「ん、二つ。一つ目は、今朝お前がクラスメイトにした報告。二つ目はお前のイメチェン。」

「あーね。」


聞いているんだがいないんだか、分からないくらい適当に返しているようにも見えるが、本人はちゃんと話しているつもりなんだろう。うん、今日も海飛は平常運転だ。

それでも、奥の方に秘められすぎてほぼ誰にも気づかれていない優しさと、一途さを知っている私は海飛に”キュン”を超えて”ギュン”である。