まぁいい、自分の気持ちを無理に分かろうとしなくても、いつかは必ずわかる。

今回のことで、よくそのことが分かった。


今も海飛の服をすこしつかんで、顔を背中にうずくめていたけれど、今度腕を首に回して、おんぶされながらバックハグみたいのをした。
ギュっぅとしながら、顔を海飛の首にすりすりさせた。


「ちょっ、、地味にくすぐったいからやめろよな。」

「えへへっ、、ごめん。」


さすがに怒られちゃったので、顔を離す。

当たり前だけど、私の顔の前には海飛の頭がある。
そこで私は衝撃の物を見たっ!!


「えぇぇっぇぇぇぇ!!!!」

「うぉぉぉ、、ビビったぁ、、、耳元で叫ぶなよ。っていうか、今、マジで危なかったからね。驚きすぎて俺がバランス崩したらお前落ちるよ。」


えっ、、いや、、だって、、、。


「海飛が髪染めてる!!」

「だから、いちいち声がでかいっつーの。」

「え、なんで髪染めたの?つか、前髪も切ってるし。目にかかってない!!」


話がかみ合っていないなぁと、ボソッとつぶやいた海飛。
ちょっと今はスルーさせていただく。