腐れ縁のあいつと、一週間同居することになった件! ーチャラそうに見えて私を溺愛していた彼っ!!ー


海飛が立ち上がった。
私を背負っているのに、私がのっていないと勘違いするほど軽々立った。

月明かりに照らされた、明るいところに出る。
ずっと暗いところにいたから、とてもまぶしかった。

ちらりと近くにあった時計を見ると、思っていたほど時間は経っていなくて、一時間半ほどだった。それでも私からしたらこの時間は惜しい。でも、海飛に対する思いと今までずっと悩んでいたこのなぞのモヤモヤな感情の名前が分かったから、結果オーライかも。そうでも思わないと、私を閉じ込めたあの子が本当に大嫌いになってしまいそうだったから、半ば無理やりそう思うことにした。あの子は同じ学級委員だから、いやでもあと半年は仲良くしなければいけない。

学級委員、、、一条、、。

またそんなことを考え始めてしまう。
でも、もう前ほど心はいたくなかった。新しい好きな人ができたから。

いや、もしかしたらそもそも一条くんを好きじゃなかったのかもしれない。勘違いだったのはそっちで、私は前からずっと海飛のことが好きなのかもしれない。

そうしたら、なんだか全部つじつまが合うような気がした。